夫が癌と診断されました。「障害年金」が受け取れると聞いたのですが、本当ですか?
がんも障害年金の対象?
がんも障害年金を受け取れる病気の一つです。けがのように目に見えて分かる障害の状態でなくても、対象となる可能性があります。 日本年金機構によると悪性新生物による障害認定基準は以下の通りです。 ●1級:身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が「常に介護が必要な状態」と認められ、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの ●2級:日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの ●3級:身体の機能に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの がんの症状の現れ方は人によって異なります。自分の症状が障害年金の基準に当てはまるのかは、一度主治医に相談してみましょう。
がんになると障害年金を受け取れる可能性がある
障害年金は、けがや病気で日常生活に影響を受けている方が利用できる年金制度です。 基本的には障害認定日の段階で条件を満たしている方が利用できますが、あとで症状が重くなった場合も受け取れるケースがあります。障害認定のあとに時間がたって症状が悪化した方も、障害年金を利用できないか確認しておきましょう。 また、がんも障害年金を受け取れる可能性のある病気の一つです。症状の重さによって認定等級が変わるので、主治医に自分が利用可能かを確認しておきましょう。 出典 日本年金機構 障害年金 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準(100ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部