【ヤクルト】髙津臣吾監督が1年契約で来季続投「新たな1ページを作り上げます」チームの未来を託せる若手のさらなる成長に期待
ヤクルトは9月24日、髙津臣吾監督の来季続投を発表した。契約期間は1年となる。今季が2年契約の最終年だった。 【動画】リーグトップ独走!村上宗隆が逆転の32号2ランを放つシーン 球団は広報を通じて「今シーズンは、主力選手の故障による離脱が重なり、厳しい戦いが続いておりますが、その中でも新たな若い力が育ちつつあります。髙津監督の指導力・育成力に対する信頼は揺らぐことはなく、再びチームを立て直すためにはその力が必要だと考え、契約の延長を提示し、本日の発表に至りました」と、説明した。 髙津監督は「今年のこの成績にも関わらず来季の監督の要請をして頂いたことに感謝しております。チームを再建するのは簡単な事ではありませんが、身を削る思いで努力します。スワローズの素晴らしい伝統を継承し新たな1ページを作り上げます」と、広報を通じて決意を述べた。 就任2年目の2021年にリーグ優勝と日本一を成し遂げた髙津監督。翌2022年にはリーグ連覇を達成した。しかし、球団史上初のリーグ3連覇を目指した2023年は5位に沈み、今季もここまで最下位に低迷。21日の中日戦(神宮)に敗れてクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅し、2年連続でBクラスが確定した。 来季は6年目の指揮を執ることになるが、投手陣の再建は重要課題だ。チーム防御率はリーグワーストとなる「3.70」で、特に先発陣が苦しい。先発の柱として期待された小川泰弘が開幕に出遅れるなどここまで2勝5敗の成績で、チームトップはリリーフの大西広樹が9勝という現状だ。 それでも2年目の吉村貢司郎が8勝を挙げるなど、新たな先発の軸として期待できる投手も台頭。野手では高卒5年目の長岡秀樹がリーグ2位の154安打を放つなど大きく成長を遂げた。 さらに、俊足の岩田幸宏や、内外野を守れてパンチ力のある赤羽由紘、将来の大砲候補である澤井廉など、若い力も生まれてきている。未来のスワローズを託せる若手のさらなる成長に期待しつつ、チーム再建を目指す。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]