需要低迷の「半導体業界」、"回復"の時期と程度はいかに?
四季報オンライン
「大多数のデバイスメーカーは、(半導体市況は)7~9月期から徐々に回復するととらえていた。だがここへきて、どうも7~9月期もパッとしないとの見方が出てきた」 半導体を造る基盤となるシリコンウェハー最大手の信越化学工業(4063)が4月27日に開いた2023年3月期の決算説明会で、半導体部関係担当の轟正彦専務はそう口にした。 半導体製造工程の最後で、デバイスがきちんと動作するか検査する装置を手がけるアドバンテスト(6857)も4月26日、「顧客内で余剰となっているキャパシティーがある」(吉田芳明社長)として、2024年3月期は前期比37.4%減と、大幅な営業減益になる見通しだと発表した。
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佐々木 亮祐