【山口】新造捕鯨母船「関鯨丸」 半年間の操業を終え母港・下関に帰る
山口朝日放送
今年下関で新たに建造された捕鯨母船「関鯨丸」が、17日、母港に帰ってきました。初めての操業は、まさに順風満帆だったようです。 今年5月に下関を出発し、東北や北海道の沖合で初めての操業を無事終えた捕鯨母船「関鯨丸」。午前9時すぎ、長州出島に着岸しました。最新鋭の設備を搭載し、船内でクジラの解体が可能になったため衛生面・品質面ともに向上しました。 今年、48年ぶりにナガスクジラの商業捕鯨が認められました。ナガスクジラは体長が約20メートルと大型です。これまでの捕鯨母船では引き上げることが困難でしたが、「関鯨丸」は大型のクジラでも対応可能で30頭を捕獲しました。 ナガスクジラのほかにもイワシクジラ25頭とニタリクジラ175頭を捕獲し、1546トンの鯨肉を船内で生産しました。