川中美幸、石原裕次郎さんの墓前にデュエットアルバムヒット報告 29年前のレコーディング「8キロダイエット臨んだ」
演歌歌手の川中美幸(69)が27日、俳優や歌手として活躍した昭和のスターの故石原裕次郎さんが眠る横浜市の総持寺を訪れ、裕次郎さんとのデュエットアルバム「めぐり逢い~ふたたび~」(10月16日発売)のヒット報告を行った。 裕次郎さんとデュエットした「逢えるじゃないかまたあした」などを収録した同アルバムは「めぐり逢い」のタイトルで1995年に発売。今回は所属するテイチクエンタテインメント創立90周年を記念し、新たな収録曲も加えて29年ぶりに再発売した。 裕次郎さんが52歳の若さで亡くなって37年。90歳の誕生日にあたる28日を前に総持寺を墓参した川中は、墓前に花やCDアルバムを手向け、好評を呼ぶ作品のヒットを報告した。 裕次郎さんとは13回忌以来の”再会”となった川中は「このアルバムが裕次郎さんにも喜んでもらえたならうれしいです。裕次郎さんとの歌った歌を、これからも大事に歌っていきます」と誓いも新たにした。
裕次郎さんも歌手として同じテイチクに所属していた。川中は80年に「ふたり酒」がヒット。ヒットパーティーでは、裕次郎さんから「ヒットして良かったね! おめでとう!」と手を握って祝福されたという。 「めぐり逢い」に収録した「逢えるじゃないかまたあした」は生前、裕次郎さんがソロで歌唱していた音源をもとに、川中とのデュエット曲として制作された。ほかも「恋の町札幌」「銀座の恋の物語」などのデュエット曲が収録された。再発売したアルバムには「ブランデーグラス」など裕次郎さんのヒット曲を川中がソロ歌唱した曲も収録された。 裕次郎さんとの29年前の”デュエット”を振り返って、川中は「もう最高でした。裕次郎さんの包み込むような、まろやかな歌声に酔わされました。裕次郎さんに似合う女にならなきゃ、と当時は私も8キロダイエットしてレコーディングに臨みました」と笑いながら「今回、多くの方に好評をいただき、あらためて裕次郎さんの変わらない人気を実感しました。裕次郎さんや先輩方の心に残る歌を、これからも歌いついでいきます」と力を込めた。
中日スポーツ