「FIGはどう解決する気なのか」五輪女王が体操女子ゆかの泥沼化した”銅メダル論争”に苦言。幻となった「パリ五輪最高の写真」に心痛
史上初めて黒人選手が表彰台を独占する快挙が”幻”に…
というのも、アンドラーデにとって勝利の瞬間以上のものが忘れられない光景として目に焼き付いている。表彰台に立つ直前、銀メダルのシモーネ・バイルズ(米国)と銅メダルのチャイルズは彼女を称え、2人ともひれ伏すようなポーズを取った。屈みこんで両手を伸ばし、真ん中に上がる女王を崇めるようなポーズで祝福した。アンドラーデは「センセーショナルだったわ。私にとっても特別で重要な瞬間でした」と振り返っている。 しかも、男女通じてオリンピック史上初めて黒人選手が体操の表彰台を独占した歴史的快挙でもあった。「私たちにとって、3人の黒人女性が多くのことを代表していた。それはとても特別なことで、歴史的なことで、今までになかったことでしたから。だから、私だけのためではなく、すべての少女たち、女性たちが可能であること。それが起こりうること、私たちがそこにいる資格があることを示すため懸命に戦ったすべての人たちのために、お辞儀をしたのだと思います」と五輪女王は付け加えた。 この表彰式の場面は五輪公式のX(旧ツイッター)にも取り上げられ、歴史的瞬間の写真として投稿された。珠玉のカットは「パリ五輪最高の写真」候補にも挙がっていたが、もう幻となってしまった。英紙『Daily Mail』によると、母国で銅メダルを受け取ったバルボスはメダルを巡る論争について「悲しむべきこと」と評しており、「今後オリンピックの審判やスタッフがきちんと仕事をすることを期待しています」と語っている。 そして、メダルを剝奪されたチャイルズについては「メダルをもらったとしても、私は彼女のことを考えています」と複雑な胸中を抱いている。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 「なぜだ? 早く脱げ!」「恥を知れ!」体操界の女王バイルズが“まさかの致命的ミス”→米ファンが大荒れ「メダルを剥奪せよ」
- 「1本377万円のシャンパンを請求された」体操女子3冠の米選手がパリ五輪閉会式後に“ぼったくり”未遂の災難を告白「正気の沙汰じゃないわ」
- 「寝心地悪い」「本当にひどかった」選手村の段ボールベッドに賛否止まず。海外競泳選手は安眠のため、”補強材を自費購入”と暴露も【パリ五輪】
- 「世紀の詐欺だ」「カネ返せ!」パリ五輪閉会式で“予想外の演出”が物議!4万円を支払った観客はブチギレ「私は怒り狂っている」
- 「体重リミットのルールは明確」失格インド人レスラーの訴え棄却についてスポーツ仲裁裁判所が説明「超えないようにするのは選手の責任」【パリ五輪】