「着陸した旅客機、エンジンを吹かすのはなぜ?減速するのに…」 ANA公式SNSの回答は?
噴射方向を変えて「吹かす」!
滑走路に着陸した旅客機は、減速するにもかかわらず、エンジンをまるで加速するときのように大きな音を立てて吹かします。その理由について、ANA(全日空)の公式SNSアカウントが紹介しています。 【写真】エンジンが変形してる! これが「ふかして減速中」の旅客機です 同社の公式アカウントは「着陸後、スラストリバーサー 逆推力装置が、エンジン後方に排出していた気流を前方に変えること(逆噴射)でブレーキの役割となります。これにより着陸後にエンジンの音が大きくなります!皆さまもぜひ耳を澄ませて聞いてみて下さいね」と投稿しています。 なお、逆噴射が行われている際の旅客機は、多くの機種でエンジンカバーがパッカリと割れているなど、外観上でも確認できます。大きな音が出るのは、エンジンを進行方向ではなく、減速方向に吹かすためです。
乗りものニュース編集部