新NISAで積立投資「月1万円か2万円で迷います」30年後の運用結果を利回り別にシミュレーション
2024年にNISAが新しくなったのを機に、積立投資を始めようと考えている方も多いでしょう。 【シミュレーション結果】NISAの概要と実際のシミュレーション結果を公開!月1万円・2万円・3万円・5万円でどれほど変わったのか 積立投資では、月々の投資額を増やすと将来の資産規模が大きく変わります。 今回は、運用結果を利回り別・積立額別にシミュレーションしてみました。 GWで散財した方などは、ここで一旦お金回りを整えたいと思っているかもしれません。資産形成についてしっかり学んでおきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
NISAは2024年からどう変わった?
2024年から始まった新NISAのルールは次の通りです。 ・非課税保有期間が無期限 ・制度(口座開設期間)が恒久化 ・つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能に ・年間投資枠が拡大し最大で年間360万円に ・非課税保有限度額(総枠)が新設され最大1800万円に ・非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能に 仮につみたて投資枠だけを使用する場合、月10万円・年間120万円まで積立が可能になりました。 また、投資元本ベースで総額1800万円までNISAの利用ができます。
積立金額別・利回り別の30年後の資産規模をシミュレーション
積立投資は、月々の積立金額が多いほど、そして利回りが高いほど最終的な資産総額が大きくなります。 今回は金融庁の「資産運用シミュレーション」を活用して、30年後の資産総額を積立金額別、利回り別に集計してみました。 その結果は次のとおりです。 ●月々の積立額が1万円の場合(利回りごと) ・2%:492万7254円 ・4%:694万494円 ・6%:1004万5150円 ・8%:1490万3594円 ●月々の積立額が2万円の場合(利回りごと) ・2%:985万4508円 ・4%:1388万988円 ・6%:2009万301円 ・8%:2980万7189円 ●月々の積立額が3万円の場合(利回りごと) ・2%:1478万1762円 ・4%:2082万1482円 ・6%:3013万5451円 ・8%:4471万783円 ●月々の積立額が5万円の場合(利回りごと) ・2%:2463万6269円 ・4%:3470万2470円 ・6%:5022万5752円 ・8%:7451万7972円 たとえば、ゆとりをもって老後生活を送るうえでの目安である2000万円を貯めることを目標とすると、月1万円の積立ではいくら30年あっても到達しにくいことがわかります。 月2万円なら到達可能ですが、月5万円まで積立額を増やせれば、年利2%の安定運用でも目標達成の余地があります。