ハンガリー中銀、政策金利0.25%引き下げ7.00%に 利下げ幅縮小
Gergely Szakacs Boldizsar Gyori [ブダペスト 18日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(中央銀行)は18日、主要政策金利を市場の予想通り25ベーシスポイント(bp)引き下げて7.00%とした。14カ月に及ぶ金融緩和サイクルの中で最も小幅な利下げとなった。 中銀は2023年5月以降、1100bpの利下げを行っている。 燃料と食品価格が予想より低水準で推移しているとし、2024年のインフレ率予想を0.5パーセントポイント下方修正した。ただ、中銀のビラグ副総裁は、コアインフレ率の回復が見込まれる中、油断の余地はないと述べた。 今年のインフレ率は平均3─4.5%になると見込んでいる。3月時点では3.5%─5%と予想していた。 ビラグ氏は会見で「各種データは楽観的な見方を裏付けるものだが、ある程度の注意を持って扱うべきだ」と説明。コアインフレ率は24年末までに5%近くまで上昇し、中銀目標範囲の2─4%を超える可能性があると指摘した。 月ごとに政策金利を決定するとし、利下げ休止の検討も選択肢の一つになると述べた。