12歳のパピヨンを放置 飼い主の高齢者夫婦は認知症? シニア犬は視力をほぼ失っていた 安心しきった寝顔に「ここがあなたの新しいお家だよ」
晩年を幸せに導いてくれた「保護犬の大ベテラン」
シニア犬であり、視力もほぼないため、新しい里親さんとのマッチングには時間がかかるかもしれないと予想されました。しかし、保護からわずか1カ月後に、連絡が入りました。「優くんを迎え入れたい」という申し出で、これまでに16匹の保護犬を迎え入れたベテランでした。家には広いスペースがあり、犬専用部屋と猫専用部屋もあり、近所でも「犬猫に優しい家」として知られています。 優くんはまずトライアルとしてこの家に迎え入れられましたが、匂いとわずかな光を頼りに家中を探検し、先住犬ともしっかり挨拶。先住犬もまた元保護犬であり、相棒を失った寂しさが解消されるように見えました。 優くんはこの家のママさんにもすぐに懐き、探検を終えるとその場でぐっすり眠りました。安心してぐっすり眠る寝顔は、「ここが僕の新しいお家なのかもしれない」と夢見ているかのようでした。 そして、この家が本当の「ずっとのお家」になりました。 迎え入れられて初めての散歩の日、優くんはハーネスをつけるとうれしそうに近所をちょこちょこ歩き回り、その姿に新しい家族も大喜び。長期間満足な世話をされなかった優くんですが、晩年は優しい家で幸せな日々を送ることができ、本当に良かったです。 優くん、いつまでもその屈託のない笑顔で過ごしてね! (まいどなニュース特約・松田 義人)
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