那須川天心、25年初戦は元WBO世界王者と…現王者・武居由樹と「比べられるとは思う」
プロボクシングの「PRIME VIDEO BOXING 11」の発表記者会見が27日、都内のホテルで行われ、WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王者・那須川天心(帝拳)が前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)と2月24日、東京・有明アリーナで対戦することが発表された。キックボクシングからボクシングに転向して6戦目で初めて元世界王者とグラブを交える。25年秋の世界挑戦を視野に入れる天心は、新年初戦の意義を「僕が世界に通用するかしないが分かる試合になる」ととらえている。 【動画】会見に登壇した天心 「革命ののろしを上げる」と宣言 対戦相手のモロニーは前戦の今年5月、武居由樹(大橋)とのV2戦に12回判定で敗れ世界王座を失った。同じキックボクシング出身、かつ自身との対戦を熱望する武居が勝利した相手と対戦、という構図を天心は「客観的に見て(武居と)比べられるとは思う。そこの物差しで測るのが、ファンはワーキャー言ってるのが楽しいと思う。そこに対しての勝負でもあるかなっていうのはある」と冷静に受け止めている。 今年10月にプロ5戦目でタイトルを獲得した後も「まだまだ課題がたくさん」で距離の修正などに取り組む日々。世界挑戦への足掛かりにしたい25年初戦は「全部出して圧倒的な戦い方」を掲げてリングに立つ。
報知新聞社