ロータス 新型軽量スポーツカー、2027年発売へ バッジは飾りじゃない
ミドシップ車のような専用構造?
ロータスは、76年の歴史と先進技術を強調することで、既存の高性能車ブランドと新興EVメーカーの間にある「空白地帯」を埋めようとしている。そこに成長の機会を捉えたのだ。 グループのデザイン責任者であるベン・ペイン氏は、タイプ135は専用プラットフォームを使用し、英国で開発・生産されるが、中国生産の他のモデルからも技術的な学びを得ると語った。 「スポーツカーとして、これまでのロータスのEVよりも多くの技術が組み込まれています。自動運転だけでなく、安全機能やお客様の期待に応えるためでもあります」 「他の製品とまったく同じ技術が搭載されるわけではありません。それはスポーツカーというセグメントにはふさわしくないからです。別物です。しかし、本当に強力な相乗効果が見られるでしょう」 タイプ135でベースとなるのが、軽量構造の「Eスポーツ(E-Sports)」プラットフォームである。ミドシップエンジン車風のレイアウトを特徴とし、バッテリーは通常のEVのような床下ではなく、車体中央に積む可能性が高い。これにより車高を低くし、重量配分を適切なものとする。 Eスポーツ・プラットフォームの全貌はまだ明らかにされていないが、内燃エンジン搭載のエミーラの構造よりも37%軽量化されているという。 搭載可能なバッテリーは66.4kWhから99.6kWhで、軽量かつ低車高の2シーターであれば480~700km近い航続距離を実現できるだろう。さらに、800Vシステムにより超急速充電を実現する見込みだ。 いずれにせよ、タイプ135の正式発表までもう少し待たねばならない。追加情報が入り次第、レポートしていく。
ジェームス・アトウッド(執筆) 林汰久也(翻訳)