【2024年版】ゴールデンウィークに見たい展覧会18選(東京編)
「MUCA展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~」(森アーツセンターギャラリー、東京)
都市環境を背景に、政治的・社会的なメッセージを訴える新しい美術運動であるアーバン・アート。本展では、バンクシー、カウズ、バリー・マッギーらをはじめとする、アーバン・アートを代表する作家の作品が一堂に会する機会となった。京都市京セラ美術館・新館東山キューブでも開催されていた本展の様子はこちらのフォトレポートから。 会場:森アーツセンターギャラリー 会期:3月15日~6月2日 GW中の休館日:なし
「大吉原展」(東京藝術大学 大学美術館・陳列館)
約250年続いた江戸幕府公認の遊廓、吉原について美術作品を通じた検証を試みる本展。浮世絵や蔦屋重三郎『吉原細見』、高橋由一《花魁》、工芸品など約250点の作品が紹介されている。会場内の様子はこちらのフォトレポートから。 開催前の本展をめぐる批判・論争や、その背景については渡辺豪の論考を読んでみてほしい。 会場:東京藝術大学 大学美術館・陳列館 会期:3月26日~5月19日 GW中の休館日:なし
「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ2 『つかの間の停泊者』ニコラ・フロック、ケイト・ニュービー、保良雄、ラファエル・ザルカ」(銀座メゾンエルメス、東京)
現代アートにおけるエコロジーの実践をさぐる本展。参加アーティストは、ニコラ・フロック、ケイト・ニュービー、保良雄、ラファエル・ザルカの4名。レンゾ・ピアノによる銀座メゾンエルメスの美しい建築にも注目してみてほしい。詳細はこちらのニュースから。 会場:銀座メゾンエルメス 会期:2月16日~5月31日 GW中の休館日:不定休(お出かけの際は公式ウェブサイトチェック)
「FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM」(エスパス ルイ・ヴィトン東京)
レイヴなどのカウンターカルチャーを背景に、映像・音楽・彫刻を組み合わせたインスタレーション作品を制作するマーク・レッキー。その日本初となる個展がエスパス・ルイヴィトン東京で開催中だ。また、Tokyo Art Beatではマーク・レッキーへのインタビューも実施。こちらも展覧会の前後に読んでみてほしい。 会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京 会期:2月22日~8月18日 GW中の休館日:不定休(お出かけの際は公式ウェブサイトチェック)
「旧朝香宮邸を読み解くA to Z」(東京都庭園美術館)
本館の開館40周年を記念して開催されるのは、庭園美術館の建物である旧朝香宮邸に焦点をあてた展覧会だ。これまで培った調査や研究をもとに、建築技法、建設に携わった人々、室内意匠や素材、各時代にまつわるエピソード等、アルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードをピックアップして紹介する。 会場:東京都庭園美術館 会期:2月17日~5月12日 GW中の休館日:4月30日
「民藝 MINGEI─美は暮らしのなかにある」(世田谷美術館、東京)
思想家・柳宗悦が説いた「民藝」の概念を「衣・食・住」をテーマに読み解く本展。柳の収集品から、MOGI Folk Artによるインスタレーション作品まで、過去から現在へとつづく多元的な民藝運動の展開を紹介する。大阪中之島美術館でも開催されていた本展。佐々風太によるレビューも要チェックだ。 会場:世田谷美術館 会期:4月24日~6月30日 GW中の休館日:なし
Haruka Ijima