【箱根駅伝】駒大 山上りの山川不発で往路4位 10キロ付近で左腕けいれん「チームに申し訳ない」
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・往路(2025年1月2日 東京・大手町―箱根・芦ノ湖=5区間107・5キロ ) 2年ぶりの優勝を狙う駒大は山上りが誤算だった。4区終了時でトップの中大と2分17秒差、2位の青学大とは1分32秒差の4位。想定内のレース運びだったが、5区を走ったエース格の山川(3年)が、不調だった。10キロ付近で左腕がけいれん。十分に腕を振れない状態に陥り区間4位で順位を上げられず「うまく走れずにチームに申し訳ない」と唇をかんだ。藤田敦史監督(48)は「山川が(青学大5区の)若林君といい勝負ができれば面白いと思っていたが」と振り返った。 2区で篠原主将(4年)が区間4位と好走。3区の谷中(1年)が区間6位、4区の桑田(1年)が区間4位と1年生コンビも安定した走りを見せた。往路を終えて首位の青学大とは3分16秒差。レース前の2分以内なら逆転可能との構想は崩れたが、復路に5000メートル室内日本記録保持者の佐藤(3年)を残す。藤田監督は「駒沢大学は転んでもタダでは起きないところを見せたい。復路に駒を残すという意味で佐藤を残した」と巻き返しを期した。 (木本 新也)