昨年王者シェルトン 逆転勝ちでジャパンOP初戦突破、“ビッグサーバー”オペルカ撃破<男子テニス>
木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024
男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)は26日にシングルス1回戦が行われ、昨年王者で第8シードのB・シェルトン(アメリカ)がプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱した選手への救済措置)で出場した世界ランク307位のR・オペルカ(アメリカ)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で破り、初戦突破を果たした。 【錦織圭、西岡良仁ら ジャパンOP組合せ】 昨年の同大会では決勝でA・カラツェフを破り、ATPツアー大会初優勝を飾った21歳のシェルトン。今大会は自身初の王者としてのタイトル防衛戦となる。 アメリカのビッグサーバー対決となったこの試合、第1セットではリターンゲームでわずか2ポイントしか獲得できず苦戦すると、サービスゲームでは2度のブレークを許し、追いかける展開となる。 第2セットも序盤でピンチを迎えたシェルトンだったが、これを凌ぐと中盤から3度のブレークに成功し主導権を握る。最終的にファーストサービスが入ったときには80パーセントの高い確率でポイントを取得すると、ブレークを許すことなくセットカウント1-1に追いついた。 ファイナルセット、8本のサービスエースを決められたシェルトンだが、ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームで勝利を決めるブレークに成功。自身はこのセット、ファーストサービスの入る確率が100パーセントを記録するなど1度もブレークポイントを与えることなく、1時間46分で逆転勝ちをおさめた。 勝利した昨年王者は2回戦で世界ランク40位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)と対戦する。ナヴォーネは1回戦で同42位のL・ダルデリ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第5シードのT・ポール(アメリカ)や世界ランク20位のJ・ドレイパー(イギリス)、同34位のT・マハーチ(チェコ)、同49位のA・ミケルセン(アメリカ)、同59位の西岡良仁らが初戦突破を決めた。