石破首相とトランプ氏会談は2月以降に…1月中旬打診も就任後に再び正式会談の設定は困難と判断
石破首相は米国のトランプ次期大統領との会談について、来年2月以降のできるだけ早い時期に訪米して行う方向で調整に入った。トランプ氏側から来年1月中旬に会談できるとの意向が伝えられていたが、トランプ氏の1月20日の大統領就任後に、十分な時間を確保して正式な会談を行った方が良いと判断した。
複数の日本政府関係者が明らかにした。政府内には、首相とトランプ氏の個人的な信頼関係を構築するため、就任前の会談実現を模索する動きがあった。だが、就任前の会談では、成果文書の取りまとめが見込めないなど、日米両国の広範な分野での結束を打ち出すのが難しくなるほか、2月以降に正式会談を再び設定するのは日米双方の政治日程上も困難なことから、慎重論が強まっていた。
首相は会談で、日本の防衛力強化に対する最近の取り組みや対米投資の現況などを詳しく説明し、日米同盟の重要性について認識を共有したい考えだ。