フェニックス合同会社が破産 羽田空港の格納庫をめぐり国と裁判していた
フェニックス合同会社(旧:羽田空港格納庫合同会社、登記上:香川県)は11月5日、高松地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には堀井実弁護士(堀井法律事務所、高松市錦町1-6-1)が選任された。 負債は現在調査中。 羽田空港の旧整備場地区に位置する航空機用の大型格納庫の売買などを手掛けていた。しかし、国土交通省などの資料によると、他社が適切に管理せず、国有財産使用料を滞納していた格納庫を営業していた企業から国の承認を受けずに当社へ所有権移転が登記され、現状回復と返還がなされていないことから、国から2021年11月、当社ほか1社が提訴された。その後、裁判所からの和解勧告を受けて当社は2024年3月、和解が成立していた。 この間の2021年11月、当時の職務執行者の元参院議員が業務上横領の疑いで逮捕された報道がなされ同年12月、業務執行社員の除名判決が確定した。その後、2022年10月に現商号へ変更と同時に東京都渋谷区から東京都港区へ本店を移転。2024年8月、現所在地に移転していた。 ※フェニックス合同会社(旧:羽田空港格納庫合同会社、TSR企業コード:027931110、法人番号:4011003008736、登記上:高松市中新町12-1、設立2018(平成30)年4月)