ヤマハ「YZF-R3」が最新スタイルになってスポーティさもアップ! 欧州で登場した2025年モデルをチェック
センターダクトに“モノアイ”を持つ独特のマスクに進化
ヤマハYZF-Rシリーズのミドルレンジを受け持つライトウエイトスポーツ、YZF-R3の新型が2024年10月に欧州で発表された。従来型は2018年に登場し、長きにわたって人気を博してきたが、最新のデザイントレンドに合わせた新型のスタイルは、さらなるユーザー獲得に繋がりそうだ。 【写真はこちら】新型「YZF-R3」2025年モデルの全体・各部・走行シーン 実に6年ぶりに進化したYZF-R3。新型のボディデザインは、YZF-R7以降、R15、R125と次々に採用されてきた、最新の「モノアイスタイル」に沿ったもの。YZF-Rシリーズの伝統である、M字型のセンターダクト内にLEDヘッドライトを配置することでデザインの自由度を高め、スポーティなルックスと機能性を両立させている。 センターにあるヘッドライトをはさむ形で、左右にLEDのポジションランプを配置。鋭いシェイプのフロントノーズのラインを強調するようなデザインとなっている。 ウインカーは従来型にも採用されているLED。小ぶりではあるが、ウイングレットも装備されていて、非常にレーシーなデザインに仕立てられた。 シート高は780mmで、シート自体の形状だけでなく、テールカウルの形状も工夫して足つき性を向上させている模様。 エンジンや車体関係などは従来型を踏襲しており、メカニズム構成は従来型を継承している。 ただ、排気量こそ321ccで従来通りだが、新型は欧州の排出ガス規制、ユーロ5+に対応。加えて新しいアシスト&スリッパークラッチを標準採用している。パワーも42PSでそのままなので、持ち前の扱いやすさは変わっていないようだ。 そしてメーターは視認性に優れた反転表示のLCDを採用。専用アプリを介したスマートフォンとの連携も可能で、メーター左側にはUSBソケットも用意。これは仕向地によって変わる可能性もありそうだが、スマートフォンをマウントして使うユーザーの多い昨今ではありがたいアイテムだといえるだろう。
オートバイ編集部