女子フィギュア北京五輪代表“ロシア最強3人娘”に日本の坂本花織、樋口新葉、河辺愛菜は勝負できるのか…天才ワリエワの金メダルは動かず?!
シェルバコワはフリーの冒頭に4回転を1本入れるだけのプログラムでSPでの3回転アクセルはない。トゥルソワは“打倒ワリエワ”を掲げSPに3回転アクセルを入れ、フリーも4回転4本、或いは5本さえ入れる超難易度の高いプログラムのため、何かが狂えば、ミスを連発するリスクを背負っている。SPで高得点を稼ぎ、フリーでの相手のミス待ちという運を味方にしなければならないが、日本勢のメダルの可能性はゼロではないのだ。 特に3回転アクセルという武器を持ち、4年前に世界選手権で銀メダルを獲得した実績のある樋口に”一発”の期待がかかる。「五輪ではSPで3回転アクセルを入れる」と宣言しているが、SPで79.73の自己ベストを持つ樋口が、80点台を叩き出して3位以内につけて、ロシア3人娘のフリーでのミスを待つような展開になれば面白い。安定感のある坂本にもチャンスはある。河辺も3回転アクセルが魅力。だが、河辺の場合、まだ国際舞台でのジャッジの評価が不透明のため、今回の五輪は経験を優先する形になるのかもしれない。 北京五輪での女子シングルは2月15日SP、1日の休養を挟んで17日にフリーが行われるスケジュールとなっている。 (文責・論スポ/スポーツタイムズ通信社)