20代女性が295万円の被害 「携帯電話が使えなくなる」国際電話とLINEでやり取り 大分
今年11月、大分県玖珠町に住む20代の女性が警察官や検察官を名乗る男から現金を要求され、295万円の詐欺被害にあったことがわかりました。 11月29日、玖珠町に住む女性(20代)の携帯電話に「+」で始まる国際電話番号から電話がありました。そして、総合通信局の職員を名乗る男が「あなたが契約した携帯電話から違法なメールが送信されている。手続きをしないと電話が使えなくなる」と言われました。 電話はそのまま警察官を名乗る男に代わり「あなたは事件の容疑者リストに載っている。調査のため今後はLINEでやり取りをしましょう」と持ちかけられました。 12月に入って女性にLINEの音声通話があり、警察官や検察官を名乗る男から「金融庁であなたの資金が変なことに使われていないか調べることができる」「正規だとわかったらお金は全て返金する」と調査名目で現金を要求されました。 話を信じた女性は5日から13日にかけて6回にわたり、相手が指定する口座に合わせて295万円を送金しました。 女性はLINEで連絡が取れなくなったことを不審に思い、17日警察に相談して詐欺の被害にあったことがわかりました。 警察は、警察官や検察官が現金を預かったり、確認したりすることはないので、「+」で始まる番号からの電話やLINE電話でのお金の要求は詐欺を疑い、お金を振り込む前に必ず家族や知人、警察に相談するよう呼びかけています。
大分放送