スマホの「視界」をゲット。ChatGPTがスマホでのビデオ通話機能を追加
今度の新機能はChatGPTとビデオ通話です OpenAIが連日新たな発表をする12日間「12 Days of OpenAI」6日目にスマホ版ChatGPT音声入力モードで、ビデオを使えるようになったことを発表しました。つまりこれは、今スマホでみている景色をChatGPTも見ながら、会話ができるということ。まるでChatGPTとビデオ通話しているように自然なコミュニケーションが取れるようになりました。 【全画像をみる】スマホの「視界」をゲット。ChatGPTがスマホでのビデオ通話機能を追加
質問の一手間から解放される
これまでは撮影した写真をアップロードしたり、チャットや音声で周囲の状況を説明して、ChatGPTに前提を伝える必要がありました。しかしビデオ通話できるようになれば、周りの景色や今話しているこちら側をインカメラで見せれば、前提を伝えることができます。 同時に画面共有にも対応。 ChatGPTが、「スマホでこんなこと検索してるんだけど~」だったり、「ここの使い方がわからないんだけど~」のようなサポートもこなしてくれそうです。どの程度精度高く返答してくれるかは実際に使ってみる必要がありますが、ChatGPTの賢さなら期待できそうです。 OpenAIのデモではコーヒーの淹れ方をChatGPTと話しながら教えてもらっていました。今目の前にある道具や様子を理解して会話をしてくれます。冒頭にコーヒーを淹れる器具をビデオから判別して、「これからコーヒーを淹れるつもりですか?」とChatGPTが尋ねるのは、あなたもうこんなに賢いの…と子ども成長を感じるようでした。
今のところChatGPT PlusおよびProユーザーのみに公開
この機能は音声入力モードをタップして、ビデオボタンを押すと利用可能になります。最新バージョンへのアップデートもお忘れなく。現時点では、ChatGPT Plus、ProユーザーそしてChatGPT Teamユーザーに対して、ほとんどの国で段階的に提供される予定です。EnterpriseおよびEduユーザーは、来年初旬にこの機能へのアクセスが可能とのこと。 スマホの視界を手に入れたChatGPTはより心強いパートナーとして、あなたの生活をサポートしてくれそうです。ここまでソフトウェア上でカバーしてくれると、あとはさらに賢くなるか、体を手に入れる(ハードウェア)の進化になりそうな…。 そういえば元Apple(アップル)の伝説的デザイナーにAI端末開発を依頼してるとの噂なんてもありましたが、もう取り組んでたりして。日進月歩のAI界隈これからの発表にも注目です。 Source: OpenAI(1,2), axios
宮城圭介