酷暑の空の下、エネルギッシュな踊りを披露する若者たち＝下石井公園

　岡山市中心部を舞台にした「第24回おかやま桃太郎まつり」が17日、2日間の日程で開幕した。桃太郎伝説の鬼神・温羅（うら）にちなんだ演舞行事「うらじゃ」やステージイベント「ファミリーフェスタ」が繰り広げられ、厳しい暑さを上回る熱気と活気で県都を包んだ。 【動画】岡山市中心部で始まった「おかやま桃太郎まつり」 　29回目を迎えた「うらじゃ」は昨年より8団体多い77の踊り連約3200人が、下石井公園（同市北区幸町）や昨秋グランドオープンした岡山芸術創造劇場ハレノワ（同表町）など5カ所の演舞場に登場。奇抜なメークを施し、華やかな衣装を身にまとった“鬼”たちが次々と舞台に上がり、力いっぱい躍動した。表町商店街では踊り連が音楽に合わせてパレード。二重三重にできた人垣から盛んに拍手や手拍子が送られた。 　山陽新聞社さん太広場（同柳町）では恒例のファミリーフェスタを開催。人気キャラクターの「ウルトラマンアークショー」が始まると、大勢の家族連れがステージショーに見入った。 　最終日の18日は午前10時半から演舞とファミリーフェスタがスタート。午後は市役所筋を交通規制してパレードを行い、7時半から観客も一体となった「総おどり」で締めくくる。 　岡山県、岡山市、岡山市連合町内会、岡山商工会議所、岡山青年会議所、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社、RSK山陽放送、岡山放送、テレビせとうちでつくる運営委員会が主催。