軽井沢の達人は建築に注目!伝説の建築家からあの人気ドラマのロケ地まで軽井沢で巡りたい名建築スポット10
都心からもアクセスしやすく、豊かな自然のなかで心安らぐ時間を過ごせる軽井沢。避暑地として多くの別荘が建てられ、立地を活かした美術館やホテルなども点在しています。そこで建築好きにおすすめしたいスポットを厳選しました。今年の夏は、過ごしやすい軽井沢へ、名建築巡りに出掛けてみませんか。 【写真集】建築好きは必見!軽井沢で見るべき美しい名建築
軽井沢千住博美術館〈西沢立衛〉
周囲の環境に溶け込むようデザインされた曲線とガラス窓が印象的な「軽井沢千住博美術館」。設計を手掛けたのは、プリツカー賞受賞建築家である西沢立衛さんです。白い平屋の建築の各所に吹き抜けの中庭が配され、自然光あふれる開放的な空間が広がります。 軽井沢千住博美術館 住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
軽井沢安東美術館
2022年10月に開館した「軽井沢安東美術館」は、日本で初めて藤田嗣治の作品だけを常設展示する個人美術館。英国製の赤レンガをまとった建築が特徴的です。展示室には、藤田が生涯描き続けたモチーフである「少女」「猫」「聖母子」を中心に、乳白色の裸婦や風景画、さらに藤田自ら装飾したという家具や食器などの手仕事までを展示。アーティスト・藤田嗣治の才能を、思う存分に堪能できる貴重な美術館です。 軽井沢安東美術館 住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10
ペイネ美術館〈アントニン・レーモンド〉
フランス人の画家・イラストレーター、レイモン・ペイネの作品を展示する美術館。1933年に竣工したこの建築は、フランク・ロイド・ライトに従って来日した建築家、アントニン・レーモンド夫妻が夏の間仕事場として活用していました。当初は軽井沢の南ヶ丘にありましたが、老朽化が進み取り壊し寸前のところで移築され、現在は「軽井沢タリアセン」を代表する建築として多くの人が訪れていいます。 ペイネ美術館 住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217 軽井沢タリアセン内
睡鳩荘〈W・M・ヴォーリズ〉
1931年にアメリカ人の建築家W・M・ヴォーリズが設計した「睡鳩荘(すいきゅうそう)/旧朝吹山荘」。帝国生命や三越の社長を務めた朝吹常吉の別荘として建てられ、常吉の長女であり、フランス文学者の朝吹登水子が引き継いで使用していました。現在は「軽井沢タリアセン」内の湖畔に移築、復元され、 1階の居間部分など一般公開する他、展示会なども開催しています。2017年には、国の登録有形文化財に指定されました。 睡鳩荘 住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217 軽井沢タリアセン内