今、徐々に「8cm CD」が再注目! なぜ? そもそも生まれた経緯は? 専門DJが語る
8cmCDが再評価を受けた理由は…
今、8cmCDが徐々に盛り上がりを見せているとディスク百合おんさんは言う。 ディスク百合おん:8年前に8cmCD専門DJをやり始めた頃は、8cmCDでやっている意味なんてあまり伝わらない感じだったんですけど、それが年々いい感じになっているなって。大きなタイミングは平成から令和の切り替わりですね。 あっこゴリラ:8cmCDはザ・平成のものですからね。 ディスク百合おん:平成が今も続いているとしたら、もしかするとあまりアイテムとしてピンとこないというか、再評価されていなかったかもしれないですね。令和に切り替わって、平成を象徴するものはなんだろう、となったときにカセットでもレコードでもないし、あとはMDがあるんですけど、MDのタイトルって当時出てはいたけど多く録音するために使っていたものでもあるので、買ったもので何かとすると8cmCDが今注目されているのだと。 あっこゴリラ:二つ折りの携帯電話とかデジタルカメラとか流行ってますよね。 ディスク百合おん:平成レトロとかY2Kとか言われていますよね。 続いて、ディスク百合おんさんは8cmCDの楽曲としてEAST END×YURIの『ね』を紹介した。 ディスク百合おん:当時流行っていたユニットで、『DA.YO.NE』がめちゃくちゃ売れたんですけど、他にもリリース自体はあって、個人的にはシングル後期のものが好きですね。『DA.YO.NE』の亜種で『SO.YA.NA』とか『DA.BE.SA』とか各地の方言バージョンもとかもあって、当時は便乗系の8cmCDが下品なほど出ていましたね。 では現在、8cmCDを手に入れるには、どのような方法があるのだろうか。ディスク百合おんさんは「フリマアプリとかリサイクルショップとか、中古をチェックするしかない」と語る。 あっこゴリラ:意外といろんな人の実家とかがヤバそう。 ディスク百合おん:確かに。実家ディグはヤバいですね(笑)。やっぱり捨てちゃうので。8cmCDってどこかで卒業するタイミングがあったと思うんです。データになったりとかしちゃうんで、僕も当時買ったものもデータで取り込んで楽しんで、あとで原盤がないって(思うことがある)。 あっこゴリラ:今、どれくらい8cmCDを持っているんですか。 ディスク百合おん:2000枚以上はあると思います。コンパクトだから全然大丈夫です。