ソ・ジソブ主演「ごめん、愛してる」全国無料放送決定 韓流ナビゲーター・田代親世のコメントも到着「愛とやるせなさが真骨頂」
ソ・ジソブ主演ドラマ「ごめん、愛してる」(2004年放送、全21話)が、9月2日(月)より毎週月曜~金曜の朝10時にBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて放送することが決定。また、放送に伴い、韓流ナビゲーター・田代親世よりコメントが到着した。 【写真】自身の手のひらを見つめるソ・ジソブ“チャ・ムヒョク” ■日本でもリメイクされた究極の恋愛物語 日本でのBS放送が約10年ぶりとなる本作は、”決して報われることのない無償の愛”が織りなされる究極の恋愛物語。韓国では、原題のタイトルが「ミアナダ サランハンダ」であることから“ミ・サ”の愛称で呼ばれている。また、その世界観に没頭するあまり視聴後にドラマが頭から離れなくなり、何も手につかないファンを称した“ミ・サ廃人”という流行語が生まれた。日本でも2017年にリメイクされている。 本作では、チャ・ムヒョクとソン・ウンチェの2人の男女が背負った運命の苦しみ、そして互いを激しく想う愛の力が描かれる。幼い頃オーストラリアへ養子に出されるも養父母に捨てられストリート・チルドレンとして野生児のように育ったムヒョクは、恋人の命を救うも、そのときに撃たれた銃弾が頭に残ってしまう。しかし、恋人は祖国へ帰れと言い放ち、ムヒョクのもとを去って行く。 その後、韓国に戻ったムヒョクは自身の出生にまつわる事実を知る。そこから運命的な復讐劇が始まる。一方、スタイリストのウンチェは幼馴染でミュージシャンのユンを想い続けていたものの、見つめることしかできずにいた。いつかユンが気づいてくれるだろうと、健気にじっと待ち続けるウンチェ。そんなある日、ユンのマネージャーを名乗る男が現れる――。 ■数々の賞を総なめにしたソ・ジソブ&イム・スジョン 主人公のチャ・ムヒョク役を演じるのは、モデルとして芸能界デビューをし、以降数々のドラマや映画に出演をする名優、ソ・ジソブ。本作の出演で、KBS男性優秀演技賞、人気賞、ネチズン賞、ベストカップル賞などを総なめにし、その卓越した演技力で、確固たるトップスターの座を獲得した。 ソン・ウンチェ役は、本作放送前年の2003年に主演映画「箪笥」で青龍映画賞・新人女優賞を受賞したイム・スジョンが務める。本作で俳優として天賦の才能を発揮し、KBS女性新人演技賞、人気賞、ベストカップル賞を受賞した。また、2012年には主演映画「僕の妻のすべて」で青龍映画賞の主演女優賞を受賞するなど、実力派としての地位を確立。 斬新なキャラクター、絶えず涙腺を刺激する俳優陣の切ない演技、そして想像を超える展開と衝撃の結末で、それまでのラブストーリーを大きく覆した、涙なくしては見られない名作ドラマとなっている。 ■韓流ナビゲーター・田代親世 コメント 「ごめん、愛してる」は、天涯孤独な男が最後に燃やした命がけの愛を描いた、ソ・ジソブの主演作にして彼の代表作といえる作品。今や韓国ドラマは世界を席巻していますが、長年韓国ドラマウォッチングをしてきた身としては、2004年前後の作品群こそ、まさにザッツ韓国ドラマと言える要素が詰まっていると思います。その中にあって本ドラマは、愛とやるせなさが真骨頂の韓国ドラマの神髄が堪能できる一本です。 まずは主人公の身の上がこれ以上ないくらいに孤独で切ない。海外に養子に出され、養父母に見放され、果ては恋人にも去られようとした時、その恋人をかばって撃たれた銃の弾丸を頭の中に抱えてしまう青年。そんな死期迫る身で、青年はただひとめ母に会うために韓国に戻ってきますが、彼が目にしたのは残酷な現実でした。 母の愛を欲して止まない彼が、自分を捨てた母に復讐を誓い、そしてその復讐をやめてもいいと思えるほどの女性に出会って彼女を愛してゆくけれど…という、そんな一人の青年の痛いまでの怒りと悲しみを、ソ・ジソブが、その静謐な表情と身体で見事に表現しつくしています。また、ヒロインを演じたイム・スジョンが、純粋無垢で母性を感じさせる存在感で青年を愛で包み、この悲劇を一編の哀しいポエムのように感じさせる役割を担っています。 これぞ魂レベルの愛の世界。誰も悪い人がいないのに思いがすれ違っていく、因果応報の残酷さが胸にヒリヒリと沁みてきます。だからこそ、日常生活に支障をきたすほどドラマにのめりこんでしまう熱狂的なファンをたくさん生み出したドラマです。ぜひご覧ください。