ヤクルト・奥川恭伸をファームで支えた小野寺2軍投手コーチ「私たちにとっても長い2年だった」
(日本生命セ・パ交流戦、オリックス3-5ヤクルト、1回戦、ヤクルト1勝、14日、京セラ)ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が14日、980日ぶりの白星をつかんだ。 【写真】言葉を交わす奥川と内山の「星稜コンビ」 ファームで奥川を支えてきた小野寺力2軍投手コーチ(43)は「私たちにとっても長い2年だった」と振り返った。度重なるけがに泣きながらも、「何とかいい状態で1軍に送り出してあげたい」と一箇所に負荷がかからないような体の使い方をともに模索してきた。登板の数日前には毎回、奥川に頼まれてキャッチボールの相手をした。「いまこう投げています。どう思いますか」「それは肘に負担がかかるんじゃない」。10~15球の短い〝会話〟が復活の礎を築いた。「野球が大好きな野球小僧。1軍の救世主になってほしい」と期待した。