本田望結、体育会系思考で「何でも勝負ごとにしてしまう」 今のライバルは「『家政婦のミタ』時代の自分」
■20歳の誕生日は父母を独り占めで乾杯!
本作では、うまくいかないことに直面する際、どうやってリカバリーしていくのかも丁寧に描かれている。 「やっぱり自分のために頑張るには限界があるのは分かっています。この映画もそうですが、誰かのために頑張るとさらなるパワーが出ます。私にとってそんな存在はやっぱり家族です。フィギュアもお芝居も、日常の些細なことでも、家族のために頑張ろうと思えば力が湧いてきます」。 父母、5人のきょうだいは本田にとっての活力だという。「小さいときは、私の性分というか、着替え1つでも負けられない!なんて思っていました(笑)。でも今は本当に信頼できる存在であり、家族だけは何をしても大丈夫と感じられる特別な関係性です」。 そんな本田は、今年6月に20歳を迎えた。以前の取材では「20歳を迎えたときは、両親と乾杯したい」と話していたが、「誕生日会みたいな形で、両親と私の3人で過ごすことができました」と明かした。 父母と本田の3人で、一口ずついろいろなお酒を飲んだというと「ずっと私の20歳を待っていてくれたので、すごく楽しい時間を過ごしました。とてもいいお酒でした」と満足そうな表情を浮かべる。20歳になってから少し時間が過ぎたが「まだ酔うぐらい飲んだことがないんです。一度でいいから記憶をなくすぐらい飲んでみたい。そうしたら大人の仲間入りができたと言えるのかも」と語ってくれた。 20年間、常にチャレンジしてきたという本田。「やっぱり『家政婦のミタ』のオーディションにチャレンジしたことは大きかったです」と振り返り、「それまでオーディションは何百回も落ちてきたと思います。それでも『やってみよう』と思えたから、あの作品に出会えました」とターニングポイントになったと明かす。 そこから続いている現在。「やっぱりチャレンジ精神だけは忘れないように。守りに入らないように、これからも過ごしていきたい」と今後の目標を語ると、「『カーリングの神様』という映画は、チャレンジすることの大切さが描かれています。やる気をもらえて、モチベーションが上がる作品です」と映画をアピールした。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美) 映画『カーリングの神様』は、11月8日より全国公開。