能登地震で1か月、迎えを待ち続けた猫さん→背中にガラスの破片が刺さっていたが…4か月後には、新しい家族のもとへ
保護から譲渡につなげる活動はフルマラソンのようなもの
つかねこが保護した被災猫は、続々と新しい家族のもとへ巣立っています。とはいえ、もちろんまだ決まらない子もいるし、そもそも保護しているのは被災地からだけではありません。安部代表夫人は、その活動を「フルマラソン」だと話します。 「野良猫を増やさないTNR活動(T=Trap/捕獲し、N=Neuter/不妊去勢手術を施し、R=Return/元の場所に戻す)をしていますが、中には負傷していたり行き場のない猫たちもいて、どうしても保護が必要になります。保護が続くと正直、金銭的な問題やお世話する人のマンパワーの問題も出てきますが、だからと言って放置するわけにはいきません。『保護したら解決』と思われがちですが、本当はそれからが長い道のり。体調が悪ければ通院も必要ですし、人馴れさせたり、心のケアが必要な子もたくさんいます。この活動は果てしないフルマラソンのよう。保護して終わりではなく、新しいご家族と繋ぐことができて初めて感動のゴールとなるのです」 (まいどなニュース特約・岡部 充代)
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