ドルフィンズ、選手の入れ替わりが多い今季…チームは調子の波をいかに抑えるかが課題に【バスケB1】
バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)第6節は2、3日に長崎市のハピネスアリーナなどで行われ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は長崎と1勝1敗だった。FE名古屋、茨城、三河との試合と同じく、第1戦で敗れながらも第2戦を取り返すバウンスバック。同時に、チームは調子の波をいかに抑えるかが大きな課題となっている。 第1戦は立ち上がりこそテンポよく得点したが、その後に得点され、第1クオーター(Q)を18―30で終えた。大量リードを許したことで消極的なプレーが目立ち、第2Qの中盤には33―34と詰め寄ったものの、逆転することはできなかった。 第2戦は打って変わり、激しい守備の徹底と冷静かつ我慢強い攻撃で主導権を握った。ターンオーバーは名古屋Dの13に対し、長崎は20。ターンオーバーをうまく誘発し、得点につなげた。 在籍4季目で大黒柱のスコット・エサトン(32)と、同5季目で司令塔の斎藤拓実(29)の連係も光った。エサトンは「斎藤選手が僕を見つけてくれてキックアウトがとれ、オフショットがこぼれたのが良かった。斎藤選手は素晴らしい選手。リーグで一番良いPGだと思っている」と話すなど、斎藤に絶大な信頼を寄せる。 今季は新加入選手が5人と、名古屋Dとしては入れ替わりが多い。琉球から移籍した今村佳太(28)のけがも重なり、梶山信吾ゼネラルマネジャー(48)は「チームとしても思い描いたようになってないが、今やらなきゃいけないことをしっかりすれば、ちゃんと勝てるっていう自信も持てている」と話す。日本代表のアジア杯予選による中断期間まで3試合。新加入選手の順応と今村の復帰を待ちながら、辛抱強く戦い抜く。
中日スポーツ