“マッチングアプリ疲れ”でユーザー離れが進むなか「43歳から58歳は恋人作りに最も成功している」米恋愛専門家が解説
マッチングアプリで最も成功を収めているのは43歳から58歳のユーザー
一方、依然としてアプリを利用し続けている世代もある。「ミレニアル世代や30歳以上の人たちは、アプリを使うことがごく普通になっています」とアンダーソン博士は言う。実際にこれを裏付けるデータもある。2023年のピューリサーチセンターの報告によれば、30歳を超えるユーザーはオンラインで長期的なパートナーを“見つけやすい”と感じているよう。また、フォーブス・ヘルスの調査では、マッチングアプリで最も成功を収めているのは43歳から58歳のユーザーであることが判明している。そのため、たとえTinderのダウンロード数が減少していようと、50代や60代の人たちがMatch.comやeHarmonyなどの人気のデスクトップサイトを引き続き利用していることをアンダーソン博士は指摘している。 2020年の『Gerontology & Geriatric Medicine』の研究によると、年齢層の高いシングルたちがマッチングアプリで成功している秘訣は、彼らがプロフィールや求める相手に対して「より具体的」で「選りすぐり」していることにあるかもしれない。「年齢層が高い世代は、パートナーを見つけることに対してより真剣であり、交際に対して成熟したアプローチを持つ人たちとやり取りしている傾向にあります」とアンダーソン博士。