館山港が釣り文化振興モデル港に 国交省が森市長に指定証 関東では初(千葉県)
館山市の館山港が国土交通省の「釣り文化振興モデル港」に指定されたことを受け21日、指定証の交付式が館山夕日桟橋であった。関係者らは、これを機に釣りスポットとしての知名度を高め、地域活性化を図る考えだ。 釣り文化振興モデル港は、地方創生を目的とした釣り文化振興の取り組みが進められている港湾について、地元協議会などからの応募により国交省が指定するもの。 館山港では、港周辺の環境対策を通じた地域活性化に取り組む官民による組織「館山港UMIプロジェクト検討会」のワーキンググループが、試し釣り調査や意見交換会を実施。応募したところ、8月7日付で指定を受けた。全国では21港が指定されており、関東では初の指定となった。 交付式には関係者約20人が出席。国交省関東地方整備局の衛藤謙介副局長が、森正一市長に指定証を手渡した。 同検討会などは今後、日本釣振興会と連携した釣り人へのルール・マナー啓発、藻場の再生など魚を増やす活動などに力を入れていき、釣り文化の振興を図っていくという。 (押本裕也)