黄金時代を築いたミハエル・シューマッハとジャン・トッド(C)Ferrari

ミハエル・シューマッハの個人的な腕時計コレクションの一部が、400万ドル（約6億2300万円）を超える価格で落札された。 ジュネーブで開催されたクリスティーズの注目のオークションは、同社のウェブサイトがハッキングされた可能性があるとブルームバーグが報じるなど、波乱の幕開けとなった。 そのため、オークションは「セキュリティ上の問題で」火曜日まで延期されたが、最終的にはオークションは開催され、ロレックス、オーデマ・ピゲ、FPジュルヌの個性豊かな時計が展示された。 『Ouest France』紙によると、F1の伝説的存在であるシューマッハの時計8本が売れ、総額約6億2300万円強になったという。 同紙は7度のワールドチャンピオンに輝いたシューマッハについてこう伝えている。「2013年12月にスキーで大事故を起こすまでは、熱心で非常に趣味でセンスの良いコレクターだった。彼はそれ以来、公の場に姿を見せていない」 販売された時計のうち2本は、55歳のシューマッハのために、彼の友人でフェラーリの元ボスであるジャン・トッドによって特別にカスタマイズされたものだと、『Ouest France』は主張している。 最も高価な時計は、フェラーリの紋章、シューマッハのF1タイトルを象徴する7つのシンボル、そしておなじみの赤いヘルメットがデザインされていて、約170万ドル（約2億6500万円）に達した。 「これらの結果は、類まれな時計に対する国際的なコレクターの情熱を示しています」とクリスティーズのヨーロッパ担当責任者、レミ・ギルマン氏は語った。