日本とは別格のディスタンス 笹生優花の平均飛距離は270ヤード級【米女子スタッツ分析】
米国女子ツアーは先週がオープンウィークで、今週は欧米対抗戦「ソルハイムカップ」が開催される。実質2週間のオフを経て、いよいよ来週から秋の陣へと突入する。 330ヤードを1オン! ポリー・マックの規格外スイング【動画】 今季は9人の日本勢がメンバーとして参戦し、笹生優花が「全米女子オープン」、古江彩佳が「アムンディ・エビアン選手権」を制し、海外メジャー2勝。ルーキー3人も奮闘を続けている。そんな日本勢のスタッツをおさらいしてみよう。今回は『ドライビングディスタンス』。 ◇ コース形状や天候、芝質など様々な要素で違いはあるものの、米国女子ツアーのドライビングディスタンスと国内女子ツアーのそれを比べると、その違いは顕著だ。国内のトップが穴井詩の263.07ヤードなのに対し、米国のトップはポリー・マック(ドイツ)の283.28ヤード。実に20ヤードの差がついている。 米国は18位までが270ヤードを超えるなか、日本勢のトップは22位につける笹生優花。平均267.98ヤードで、これは国内の1位を大きく超える数字だ。 笹生は2023年が272.68ヤードで7位、22年が275.61ヤードで3位、21年が271.95ヤードで12位と270ヤードを超えていたが、今季はややダウン。ティショットでドライバーを握らないケースもあるため、そこが影響している可能性はあるかもしれない。 そのほかの日本勢では、勝みなみが263.65ヤードで49位、西郷真央が263.46ヤードで52位。ハードヒッターの部類に入る選手が健闘しているといえるだろう。 次いで畑岡奈紗の258.40ヤード(83位)、渋野日向子の255.47ヤード(103位)となっている。古江彩佳が252.09ヤードで124位、吉田優利が250.94ヤードで137位。ここまでが平均250ヤード超えだ。 国内で250ヤードを超えているのは15位まで。250ヤードが飛ばし屋としての基準となっていたが、米国では平均以下となってしまっている。 【ドライビングディスタンス】 1位:ポリー・マック 283.28ヤード 2位:オーストン・キム 277.93ヤード 3位:ナタリヤ・グセバ 276.69ヤード ・・・・・・・・ 22位:笹生優花 267.98ヤード 49位:勝みなみ 263.65ヤード 52位:西郷真央 263.65ヤード 83位:畑岡奈紗 258.40ヤード 103位:渋野日向子 255.47ヤード 124位:古江彩佳 252.09ヤード 137位:吉田優利 250.94ヤード 152位:稲見萌寧 247.28ヤード 159位:西村優菜 243.94ヤード