【バレー】野中瑠衣「代表に入りたくて数字を求めた昨シーズン。今季はよりチームのためにプレーと行動を」、中谷宏大監督「佐藤黎香には渡邊彩を目指して欲しい」
中谷宏大監督
ホームで連勝したかったですね。波に乗れず、自分たちでミスを出してしまいました。そこからの立て直しが効かなかった。僕自身もチームとしてもいろいろと反省点がありました。この反省をどう次に活かすか考えていきたいと思います。 ――岡山との第2戦、スターターを変更した狙いや、意図は? 中谷:まず一つは(怪我明けの)上坂瑠子のコンディションですね。長いシーズンを考えたときに、44試合を一人でやっていくのではもたないでしょう。今日スタートで出た長内(美和子)も主力の選手です。2人にはお互い切磋琢磨してやって欲しいと思っています。 どっちがスタート、どっちがリザーブというより、本当に2人で1つだと。僕はそう考えています。
野中の起用に関してもそうです。昨日の試合からもう少しチームのディフェンスを安定させたかったという狙いがあります。昨日は岡山さんのレフトサイドに対してのブロックとディフェンスがなかなか機能しなかった。野中はブロックに関して昨シーズン大きく成長しています。今日はそこを抑えて欲しいという意図で彼女を使いました。 しかし…今日は岡山さんが上手く修正をしてきました。うちはそこにはめられてしまいましたね。 ラリーを作って真ん中の攻撃を使いながら、プッシュやフェイントを使いたいのかなというところが見えました。 ただそれは元々想定していたプレーです。むしろ昨日が想定外で今日は元に戻ったと言ったほうが正しいのかもしれないですね。 ――今季初黒星。まだまだシーズンが始まったばかりではありますが、この敗戦を糧にこの後どう戦っていきたい? 中谷:長いシーズンを戦っていく上で勝ったり負けたりというのは必ずあります。勝っている時には見逃してしまいがちになること、そういうことをこの負けでみんなが再認識できました。大きいことだと思います。それは選手だけじゃなく、僕もそうですね。 うちは打力はあると思うのですが、やっぱりミスがある。アタックミスの差が昨日より5倍くらいあったと思います。 そういったところで我慢が効かなくなってしまう。これはチームの歴史上ずっと同じ傾向だと。 本当に今はターンオーバーというか、いろんな選手を使っていこうという考えています。ですが、やっぱり最後は結果を残している選手の出場機会が多くなっていくでしょう。 選手はプレータイムを得たときに、自分の持ち味をどんどん発揮して欲しい。 もちろん上手く行かないこともあると思うんですけど、そこでどうするか。 僕も選手ももっと考えなければいけないですね。改めて学びを得たゲームだったと思います。
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