“お母さんのもの”だったフェイラー。20代にも愛され、再ヒットしている理由は「健全な危機感」にあった
フェイラーチームの「今日の1枚」
――おふたりはどのようにフェイラーの柄を楽しんでいらっしゃるのでしょうか。 今日はラーメンにしようと思っていたのですが、取材でしたので(笑)もう少しスタイリッシュなキャンプにしました。(八木さん) 私はベージュの服を選んだので、それに合わせてベージュの『ハイジチェック』を選びました。実は私自身1,200枚ハンカチを持っているんですが、1日の予定や服に合わせて。時には眺めて……。いろいろな楽しみ方をしています。 お客さまからは、朝にハンカチを選ぶ時間が楽しみで、それがマインドフルネスになっているとの声を頂戴することも。コレクションするだけでなく、その日の気持ちに合わせてオーダーメイドの使い方ができるのもフェイラーの魅力の一つかなと思います。(吉野さん) ――これまでやったことがなく、今後トライしてみたいことがあればぜひ教えてください。 フェイラー的可愛いさ、それはどこかに必ず上品な要素が残っていることが基準になるのですが、それをしっかりと守りつつ、今、少しずつ増えているメンズという領域も増やしていきたい。 もうひとつはシェニール織以外のフェイラーを模索することでしょうか。軸はぶらさずに100年続き、社会に貢献するブランドになるためにチャレンジを続けたいです。 ●フェイラー
渡部かおり