DeNA、連続日本一へ村田修一氏&河田雄祐氏招へいへ 桑原義行氏が2軍監督に就任見込み
DeNAが今季限りでロッテの打撃コーチを退任したOBの村田修一氏(43)を招へいすることが3日、分かった。来季の打撃部門のコーチなどが候補とみられ、2011年以来14年ぶりの古巣復帰となる。07年から2年連続で本塁打王を獲得した元主砲が、後進を育成する。今季限りでヤクルトの2軍外野守備走塁コーチを退任した河田雄祐氏(56)を招へいすることも判明。2軍監督にはスタッフからの配置転換で桑原義行氏(42)が就任する見込み。 【写真】26年ぶりの日本一を達成し、喜びを爆発させるDeNAナイン。スタンドのファンは一斉にスマートフォンのカメラを向けた かつての4番が、指導者としてベイスターズに舞い戻る。DeNAが来季首脳陣の一人として村田氏を招へいすることが判明。打撃部門のコーチなどが候補とみられ、2011年以来14年ぶりの古巣復帰となる。 村田氏は03年から横浜(現DeNA)で9年間プレーし、主砲として活躍した。07年から2年連続で本塁打王を獲得するなど通算360本塁打を放ち、面倒見の良い人柄で若き日の筒香らチームメートに慕われた。 昨季から打撃コーチを務めたロッテでは、選手と密にコミュニケーションを取る指導で評価された。昨季リーグ4位(・239)だったチーム打率を同2位(・248)に押し上げ、捕手の佐藤らを開花に導くなど指導者として結果を残した。 今季のDeNAは打率・256、522得点がともにリーグトップだった。主軸の牧らが強力打線を引っ張り、5年目の森敬、3年目の梶原ら若手が成長。さらなる飛躍へ、村田氏の手腕に期待が懸かる。 ヤクルトの2軍外野守備走塁コーチを契約満了で退任した河田氏も入閣する。外野守備、走塁部門を主に担うとみられる。河田氏は東京・帝京高から広島に入団。引退後は西武、広島などでコーチを歴任した。 広島では石井琢朗氏(現DeNAチーフ打撃兼走塁コーチ)とともに機動力強化に尽力。16、17年のリーグ優勝に大きく貢献した。今季リーグトップの69盗塁を記録したDeNAだが、悲願のリーグVへ、走力、守備力の強化は不可欠。河田氏の存在は、大きな後押しとなりそうだ。 2軍監督には桑原氏が就任する見込み。05年から7年間、横浜の外野手としてプレー。現役引退後は球団職員となり、育成部などを経て今季は選手の体づくりなどを支える新設の「ハイパフォーマンス部」で部長を務めていた。