大阪桐蔭が連覇に向け好発進 敦賀気比との接戦制す センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、昨秋の明治神宮大会を制し、センバツ連覇を狙う大阪桐蔭が昨秋の北信越大会準優勝の敦賀気比(福井)に3―1で勝利した。大阪桐蔭は春32勝目となり大体大浪商(大阪)、報徳学園(兵庫)に並び歴代8位の勝利数となった。 【V経験校同士の一戦…大阪桐蔭vs敦賀気比を写真で】 大阪桐蔭は第9日(26日)の第1試合で、能代松陽(秋田)と石橋(栃木)の勝者と対戦する。 ◇ 大阪桐蔭の左腕・前田は中盤まで毎回走者を背負いながらも、スライダーやチェンジアップを効果的に使い、毎回の14奪三振で1失点完投した。攻撃は三回2死から村本、徳丸の連続適時長短打を含む3連打で2点を先取した。敦賀気比は四回に友田の適時二塁打で1点差に迫ったが、その後に併殺を喫して畳み掛けられなかった。 ◇敦賀気比・東哲平監督 (大阪桐蔭を相手に)もうちょっとできると思った。展開は良かったが、あと一本が打てなかった。前田投手はそんなにチャンスはくれない。何回かあったチャンスで打ち崩せなかった。先発の竹下は調子が良かったので、ある程度は抑えられると思っていたが、相手打者に的を絞らせなかった。うまく投げてくれた。