【陸上】パリ五輪逃した山西利和が10000m競歩で復帰 日本選手権後には引退も示唆
4月7日、愛知県豊田市の中京大で第36回梅村学園陸上競技大会の2日目が行われ、男子10000m競歩では22年オレゴン世界選手権金メダリストの山西利和(愛知製鋼)が出場し、39分32秒75で1着となった。 東京五輪銅の山西利和、連続五輪への道険し「勝負の世界、これがすべて」今後についての胸の内も/日本選手権20km競歩 山西はディフェンディングチャンピオンとして臨んだ昨年のブダペスト世界選手権では24位と苦戦。競歩界でも主流になりつつある厚底シューズを試すなどトレーニングを積んできたが、パリ五輪の選考会となった2月の日本選手権20km競歩では4回の警告を受けて失格となっていた。 以前から「1回でも代表から漏れたら辞めるぐらいの気持ちでずっとやってきた」と話していた山西。目標としていたパリ五輪を逃して、「自分に嘘をつきたくない気持ちはある。モチベーションがない部分が大きい」と引退をほのめかす言葉も出ていたが、再び歩き出した。
月陸編集部