【ロッテ】メジャー挑戦の佐々木朗希、歩みを振り返る 22年完全試合、 最高年俸8000万円
ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)のポスティングによるメジャー挑戦を容認すると発表した。 【一覧】ポスティングシステムで移籍した日本人投手 ◆佐々木の歩み(推定年俸) 2019年 岩手・大船渡高のエースとして台頭。夏の県大会4回戦で160キロをマークし「令和の怪物」と呼ばれた。ドラフトでロッテ、西武、楽天、日本ハムの4球団が1位指名し、ロッテが交渉権を獲得した。 20年(1600万円)プロ1年目は体力強化に主眼が置かれた。シーズン通して1軍に帯同したものの、1、2軍とも公式戦の登板なしで終わった。 21年(1600万円)5月27日阪神戦(甲子園)でプロ初勝利。後半戦は先発ローテに定着し、3勝2敗、防御率2・27を記録した。 22年(3000万円)キャンプから好調で開幕ローテを奪取。4月10日オリックス戦(ZOZO)で史上16人目の完全試合を達成した。プロ野球新記録の13者連続三振、同タイ記録の1試合19奪三振と圧倒的な内容だった。 疲労などでシーズン中盤以降に成績が伸びず、9勝4敗、防御率2・02。 23年(8000万円)WBC日本代表に選出され、3月11日の1時ラウンドチェコ戦、準決勝メキシコ戦に先発した。 開幕からローテを守ったが、球宴後の初戦となった7月24日ソフトバンク戦で左脇腹を負傷。15試合の登板で7勝4敗、防御率1・78に終わった。 入団から一貫してメジャー指向を口にし、球団と話し合いを重ねてきた。 この年の契約更改交渉は年内に完了せず、24年1月27日に更改した。 24年(8000万円)3年連続で開幕ローテに入ったが、上半身の疲労回復が遅れたため、5月28日に登録を抹消。調整に苦労したが、自身初の2桁勝利となる10勝をクリア(5敗)。防御率は2・35だった。 通算成績は64試合に登板し29勝15敗、防御率2・10。