ダート新馬戦を厩舎、産駒データで攻略 「伊藤圭三厩舎×田辺裕信騎手」コンビが複勝率71.4%で安定感◎
単勝回収率200%級の条件が続々
この章では、種牡馬に注目して「プラス条件」をチェックしていく。 <ダート新馬戦の「プラス条件」 種牡馬編> ヘニーヒューズ×東京ダ1400m 【6-3-3-11】勝率26.1%/連対率39.1%/複勝率52.2%/単回収率201%/複回収率105% マジェスティックウォリアー×京都ダ1400m 【3-1-0-3】勝率42.9%/連対率57.1%/複勝率57.1%/単回収率244%/複回収率121% シニスターミニスター×6-8枠 【14-8-15-53】勝率15.6%/連対率24.4%/複勝率41.1%/単回収率156%/複回収率127% パイロ×9~12月 【13-10-12-67】勝率12.7%/連対率22.5%/複勝率34.3%/単回収率135%/複回収率87% まずはヘニーヒューズ。東京ダ1400m、中山ダ1800mの新馬戦が狙い目だ。東京ダ1400m【6-3-3-11】単回収率201%、中山ダ1800m【4-1-2-13】単回収率165%と妙味たっぷりである。また、砂を被りやすく不利とされる1枠でも好成績を残しているのも特徴で【5-1-4-19】勝率17.2%、単回収率122%とプラス域だ。砂被りOKな産駒が多いのだろう。 次に取り上げるのはマジェスティックウォリアー。京都コースを得意としており、【7-3-2-26】で勝率18.4%、単回収率131%を記録している。その中でも京都ダ1400mでの成績は【3-1-0-3】単回収率244%と突出しており、見かけたら必ず買い目に入れておきたい。また湿ったダートで活躍する産駒も多く、不良馬場では【4-1-1-5】で勝率36.4%、単回収率240%となっている。 3番目はこちらもダート種牡馬としてお馴染みシニスターミニスター。中京、阪神コースを得意としているのが特徴。中京ダート【4-3-2-16】単回収率179%、阪神ダート【5-4-3-19】単回収率241%とどちらもプラス域である。砂被りを苦手とする産駒が多く、内枠での成績と外枠での成績に極端な差が見られる。1-5枠【7-9-5-87】勝率6.5%、単回収率42%に対し、6-8枠【14-8-15-53】勝率15.6%、単回収率156%となっており、同産駒が外枠に入ったときは激アツだ。 最後に取り上げるのがパイロ。こちらはヘニーヒューズと同様、内枠を苦にしない産駒が多く、1-2枠【4-5-5-26】単回収率177%、複回収率126%と妙味たっぷりだ。また、暑さに弱く夏の新馬戦よりも9~12月の新馬戦の方が好成績だ。6~8月【4-4-6-28】単回収率46%に対して、9~12月【13-10-12-67】単回収率135%となっている。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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