パドレス・ダルビッシュ有、佐々木朗希の面談に出席の意向「機会があれば喜んで参加する」 米メディア報道
米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(38)がロッテからポスティングシステムを申請してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の獲得に向けた面談に「機会があれば喜んで参加する」と語ったと米メディア「ジ・アスレチック」が13日(日本時間14日)、報じた。20球団以上が関心を示している佐々木に対し、書類選考を通過した球団による切り札を駆使した面談合戦が、近日中にスタートする。 切り札を駆使して大激戦から抜け出す。ダルビッシュが佐々木との面談に出席する意向があると米メディア「ジ・アスレチック」が伝えた。球団イベントに参加し、「オフはサンディエゴにいるので、面談に参加するように言われたり、機会があれば喜んで参加する」と語ったという。 2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で初対面し、交流を深めた両腕。20球団以上が関心を示す佐々木の獲得に向け、日米通算203勝を誇るダルビッシュが一役買って出る。ウインターミーティングでシルト監督は「佐々木にとって非常にいい場所。彼が加入すれば、ワールドシリーズを初制覇するチャンス」と獲得を切望。パドレスは南カリフォルニアの温暖な気候に加え、大都市圏ではない中規模の市場、ダルビッシュ、松井を含めた日本人スタッフの充実と客観的な視点において複数の利点がある。 既にカブスなど数球団はプレゼン資料を代理人事務所ワッサーマンに送付済みで、佐々木はロサンゼルスで自主トレをこなしながら、書類選考を通過した球団との面談に備えている。パドレスは面談機会が設定されるとみられる。 10日(日本時間11日)の「シアトル・タイムズ」(電子版)では球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が交渉の席に参加する可能性を示唆。佐々木は25歳以下のドラフト対象外選手でマイナー契約しか締結できない「25歳ルール」が適用される。各球団は契約規模で差を付けられない分、切り札を駆使し、面談合戦を勝ち抜く狙いだ。 「自分にできることは多くないと思うが、どのような組織かは知ることができると思う。自ら決断を下すだろうし、自分たちはそれを尊重するつもり」とダルビッシュ。経験、知識が豊富で、同僚となればこれ以上ない手厚いバックアップとなる。ダルビッシュの言葉が23歳で海を渡る佐々木の琴線に触れる可能性は十分にある。