シースルーに大胆スリット、もはや「着てない」ドレスの流行は止まらない!METガラ2024のセレブたちに熱視線
5月6日、ニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートの階段に注目が集まった。METガラの夜の会場となったその場所では、セレブリティたちの華やかな服装が話題となった。その様子を画像とともに振り返ってみよう。 【写真】METガラ2024に集まった、セレブたちの美しきドレス姿 5月の第一月曜日、ニューヨークのメトロポリタン美術館の階段は花開く。その日は一年で最も華やかなレッドカーペット、METガラが開催される。 長年にわたり、METガラはファッション愛好家たちにとって待ち遠しいイベントとなってきたが、何と言ってもまずはコスチューム・インスティチュートを支援するチャリティ・ガラである。このイベントは、美術館の年次展示の幕開けを飾り、最大の財政的支援をもたらす。その理由は、セレブリティたちがデザイナーズルックを身にまとい、パパラッチのフラッシュと視聴者の注目の中、次々と有名な階段を上がっていくからだ。 今年の展示のテーマは『眠れる美女たち:ファッションの再覚醒』で、ガラのテーマは『時の庭園』だった。このテーマは、1962年にJ.G.バラードが発表した短編小説に基づいている。セレブリティたちはドレスコードを無視しがちだが、今年は美しい花束のように、多くのセレブがそのテーマを尊重するよう努めた。
ガリアーノ、コルセット、花々
そしてレッドカーペットには、花や母なる自然に関連する要素があふれていた。デミ・ムーアを巨大な蘭に変身させたハリス・リードのドレス、アマンダ・サイフリッドのプラダのトレーン、ロエベを纏ったアヨ・エデビリ、そしてアヤ・ナカムラのドレスのディテールなどにそれらの要素が見られた。最も目を引くルックの中では、アメリア・グレイの温室ドレス、13,500時間以上(休みなしで562日間)をかけて手作業で仕上げたジジ・ハディッドの巨大なドレスや、METガラは3度目の参加となる枝に覆われたラナ・デル・レイが際立っていた。 ニコール・キッドマン、カイリー・ジェンナー、アリアナ・グランデ、ユマ・サーマン、アシュリー・グラハムといったセレブリティがコルセットを着用した。特に、ジョン・ガリアーノが手がけたメゾン マルジェラ アーティザナルのクリエーションは大きな話題を呼び、パーティでおなじみの面々、グウェンドリン・クリスティーや唯一無二な存在のゼンデイヤらを魅了した。
text: Sarah Renard (madame.lefigaro.fr)