富山県砺波市で12日・13日にコスモスフライト 地元企業、待合所に廃材活用のいす設置
4日に富山県砺波市で開幕する「2024となみ夢の平コスモスウオッチング」に合わせ、ヘリコプターで上空から花畑を楽しむ「コスモスフライト」が12、13の両日行われる。昨年に続く開催で、今年はヘリの待合スペースに廃材を活用したいすなどを設けて快適さをアップする。主催者で、市内などにオフィスを構えるデザイン事務所「HIYOSHI DESIGN」社長の石村忠美さん(50)は「フライトだけでなく待合所にも注目してほしい」と話す。 フライトに合わせていすや机を提供するのは、金属製品加工のワイケーコウキ(砺波市五郎丸、余西一広社長)。SDGs(持続可能な開発目標)を推進する一環で、3年前から工場長の細森優作さん(46)が廃棄予定のドラム缶や運搬用パレットを活用して製作した。細森さんの活動を知った石村さんがコラボレーションを提案し、いすは8脚前後、机は4台程度設置する。 当日は石村さんが所有する同市庄中のヘリコプター離着陸場「Heli Pad Tonami(ヘリパッドトナミ)」を発着点に、コスモスウオッチングの会場を周遊するコースなど6コースを用意する。
ヘリはジェットエンジンを搭載した4人乗りの「Bell505」を使用。運航を担う「AirX」が4日から専用サイトで予約を受け付ける。雨天時は中止する。 社長の余西さん(55)と細森さんは異色のコラボに「ものづくりの面白さも知ってもらえる機会になればいい」と期待を寄せた。