ビル・ゲイツが薦める、年末年始に読むべき4冊プラス1 [2024年](海外)
ビル・ゲイツが毎年恒例の「今年のお気に入り書籍リスト」を発表した。 2024年の推薦図書には、歴史家の自伝やマイクロソフトAI部門のトップの著書も入っている。 ゲイツの今年のお勧めと、テニス・ファンに贈るボーナス・チョイスを紹介する。 2024年も終わろうとしている中、ビル・ゲイツ(Bill Gates)が年末年始に読むべき推薦図書リストを12月3日に公開した。 「4つとも、何らかの形で、身の周りの世界を理解することについての作品だ」とゲイツはブログの投稿に書いている。 「このテーマを意図したわけではないが、そうなっただとわかっても驚かなかった。我々が今生きているような、急激な変化の時代に、物事を理解しようとするのは自然なことだ」 ゲイツが今年選んだ書籍は、以下のとおり。
『An Unfinished Love Story(未完成のラブストーリー)』ドリス・カーンズ・グッドウィン(Doris Kearns Goodwin)
歴史家のドリス・カーンズ・グッドウィンによる自叙伝。中心となるのは、亡き夫、リチャード・N・グッドウィン(Richard N. Goodwin)との暮らしだ。リチャードは、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)大統領およびリンドン・B・ジョンソン(Lyndon B. Johnson)大統領のアドバイザーでスピーチライターだった。 「ドリスは非常に才能ある作家で、恋愛についての章は、ケネディ暗殺事件やベトナム戦争についての章と同じくらい、魅力的で啓発的だ」とゲイツは本書について述べた。
『The Anxious Generation(不安世代)』ジョナサン・ハイト(Jonathan Haidt)
社会心理学者のジョナサン・ハイトが、スマートフォンとソーシャル・メディアについて、いかに子どもたちの成長の仕方を変え、思春期の心の健康の問題に関係しているかを論じている。 「自分の幼い頃を思い出した。大抵は外を走り回って、親もそれを見ていなかったし、時にはトラブルになった 。それがあって、今の私がある」とゲイツは本書について述べた。 「遊びが中心だった時代から、スマホが中心の時代になったことで、子どもたちの感情の発達とコントロールの仕方がどう変わっているか、ハイトは説明している」