『クレヨンしんちゃん』が浮世絵に? 歌川広重の作品をモチーフにした野原一家の江戸旅とは
『クレヨンしんちゃん』を江戸伝承手彫り手摺りの浮世絵で表現した「クレヨンしんちゃん 東海道五十三次内 原 朝之富士」がオンラインショップ『版三 浮世絵工房』にて発売される。本品は9月26日より予約受付が開始された。 【写真】江戸時代へタイムスリップ! 浮世絵になった野原一家を見る 本作は歌川広重の「東海道五十三次」13番目の宿場「原宿」(現在の静岡県沼津市にある「原」)を描いた「朝之富士」をモチーフとした作品。浮世絵の摺り技法「一文字ぼかし」で朝日の朱と美しく澄んだ空を表現。その澄んだ朝の風景をのんびり楽しみながら歩く野原一家の姿を描いた浮世絵木版画だ。 元となるイラストは2017年版クレヨンしんちゃんカレンダーに際して描かれた水彩画(画:末吉裕一郎)。このたび版元である版三が実際の浮世絵木版画として再現した。 歌川広重の東海道五十三次に違和感なく溶け込むように、かつ、広重の絵も再現するという難しい試みを、版元である版三の浮世絵木版画制作の強みである絵師・彫師・摺師の連携により実現。 野原一家が興味津々に東海道を旅する姿にほっこりしつつ、本格的な浮世絵木版画ならではの風合いが楽しめる作品となっている。
リアルサウンド ブック編集部