道後温泉本館18日から「臨時休館」 全館営業再開への総仕上げ 休憩所で提供の“お茶菓子”も製造スタート
南海放送
およそ5年半ぶりの全館営業再開まで1カ月を切った、道後温泉本館。総仕上げに向け、18日から臨時休館に入ります。待ちに待った瞬間に向け、松山の老舗も急ピッチで準備です! 記者: 「午前8時過ぎです。本館には朝から続々と入浴客が訪れています」 およそ5年半ぶりとなる全館営業再開を来月11日に控えた道後温泉本館。2019年から始まった保存修理工事もいよいよ大詰め。あすから来月10日まで23日間の臨時休館に入ります。 静岡から母娘で: 「きのう(清水エスパルスvs)愛媛FC戦があったので来ました。(休館を)知らなかったが『レアだよ!』って聞いて」 「めっちゃ気持ちよかったです。全部流してきました。きのう負けちゃったので、気持ちよく入ってきました」 Q.負けた悔しさも全部流した? 「流してきました!」 市民: 「できあがったら風呂に入ってみたいと思っています、松山のシンボルですからね、大事にせないかんですね。待ち遠しいです」 あす以降、工事期間中に使用していた受付の撤去のほか、新たに靴箱やコインロッカーの設置など、全館での営業再開に向けいよいよ総仕上げに入ります。
5年半ぶり、全館での営業再開に向けた動きはこちらでも…1948年創業、松山市南吉田町の名所堂です。 看板商品の“たまごせんべい”は、2014年に本館休憩所で提供されるお茶菓子として採用。道後を訪れる観光客に親しまれていました。その名物が、きょう5年半ぶりの提供に向け製造をスタートしたのです。 先代から伝わるという焼印。休憩所では4種類のデザインのうちランダムに2種類の組み合わせで提供されますが… 名所堂 正岡義士営業課長: 「道後温泉本館でしか出さないおせんべいが、こちらの道後温泉本館の焼印のおせんべいになります。これが入ってたらラッキーかなと」 こちらの道後温泉本館をデザインしたせんべい、実は“休憩所限定”のレアものなんです! 正岡さん: 「待ちに待った営業再開なのでとても楽しみにしています。温泉に浸かったあとに昔ながらの変わらないたまごせんべいの味を楽しんでいただきたいです」 道後温泉本館は7月11日午前6時、全館での営業を再開します。