ガウフがジェン・チンウェンに逆転勝利で大会初優勝 [WTAファイナルズ/テニス]
ガウフがジェン・チンウェンに逆転勝利で大会初優勝 [WTAファイナルズ/テニス]
女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月2~9日/賞金総額1525万ドル/室内ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)が第7シードのジェン・チンウェン(中国)に3-6 6-4 7-6(2)で逆転勝利をおさめて栄冠に輝いた。 ~WTAファイナルズ・リヤドで大会初優勝を飾った20歳のガウフ選手~ ジェンは第1セット3-3から5ゲームを連取して優位に立っていたが、第2セット1-3から4ゲーム連取で逆転したガウフが試合を振り出しに戻した。ガウフは第3セットで2度先行されながらその都度追いつき、もつれ込んだタイブレークで6-0とリードすると3度目のチャンピオンシップポイントをものにして3時間4分の激闘に終止符を打った。 20歳のガウフがツアーレベルの同種目で優勝したのは、10月の北京以来でキャリア9度目(準優勝1回)となる。ガウフは2022年から同大会に3年連続で出場したが、昨年のベスト4がこれまでの最高成績だった。 オレンジ・グループを2勝1敗の2位で通過したガウフは、前日に行われた準決勝で第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を7-6(4) 6-3で破って初の決勝進出を決めていた。 先に行われたダブルス決勝では第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)が第8シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)/テイラー・タウンゼント(アメリカ)との全勝対決を7-5 6-3で制し、昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に次ぐビッグタイトルを獲得した。 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。 ※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位 <大会最終日◎11月9日|試合結果> ■決勝トーナメント|女子シングルス決勝 ○2ココ・ガウフ(アメリカ)[3] 3-6 6-4 7-6(2) ●3ジェン・チンウェン(中国)[7] ■決勝トーナメント|女子ダブルス決勝 ○4ガブリエラ・ダブロウスキー/エリン・ロウトリフ(カナダ/ニュージーランド)[2] 7-5 6-3 ●1カテリーナ・シニアコバ/テイラー・タウンゼント(チェコ/アメリカ)[8]
テニスマガジン編集部