『ヴェノム3』監督が明かす、1作目から変化したエディとヴェノムの関係性「ファンの声に耳を傾けている」
新作『ヴェノム:ザ・ラストダンス』のケリー・マーセル監督が、シリーズを通した主人公エディ/ヴェノム(トム・ハーディ)の関係性の変化について明かした。 『ヴェノム3』監督が明かす、1作目から変化したエディとヴェノムの関係性「ファンの声に耳を傾けている」 ■T・ハーディとは長年の友人、初めて監督に就任 主演のハーディとは2000年代初頭から親交があり、同シリーズ1~2作目では脚本を担当してきたマーセル監督。シリーズ完結編となる「ザ・ラストダンス」では、初めてメガホンをとった。 「『ヴェノム2』が終盤に差し掛かっていたころ、ソニーから3作目の監督に興味はないか尋ねられました。トムと私は顔を見合わせて、『それって、絶対実現するべきだよね』という感じでしたね。初めから本当の終わりまで、私たちのやり方でこの映画を作らせてくれたことは非常に素晴らしいと思います」 ■シリーズの核は…エディとヴェノムのブロマンス?! 6年前の1作目の時点では、今やエディとヴェノムが“ロマンティックな関係”に発展するとはまだ分かっていなかった。ラストには、ヴェノムと故スタン・リーが元婚約者のアン(ミシェル・ウィリアムズ)を諦めないようエディを説得するシーンも含まれていた。しかし、2作目ではアンはむしろサポート役に回り、シリーズの核がお互いに夢中になるエディとヴェノムであることが判明。そして3作目には、アンの姿はない。 マーセル監督は映画の焦点が1作目から変化したと認め、「ザ・ラストダンス」ではエディとヴェノムの“予想外のブロマンス”が再び展開される。 「私たちは、ファンの意見に耳を傾けています。映画ごとに、人々から好評だった部分とそうではなかった部分を振り返るんです。そして、皆さんがヴェノムとエディの関係に夢中になっていることは明白でした。シリーズの軸は、つねにヴェノムとエディの関係性だったのです」 映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は、11月1日全国公開(10月25日、26日、27日に先行上映)。 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌