83歳で電流爆破に挑むドリー・ファンク・ジュニア「失うものはない。最後のリングに全力を尽くす」
「プロレス・テリー・ファンク一周忌追悼・大仁田厚デビュー50周年記念大会『川崎伝説2024』」(24日、富士通スタジアム川崎) 大仁田厚、雷神矢口組とドリー・ファンク・ジュニア、西村修組が激突するメインイベントの試合形式が「川崎伝説2024ダブルヘル電流爆破」に決定したことを受けて7日、ドリーと西村がコメントを発表した。 83歳にして電流爆破に初挑戦するドリーは「リングの四方を電流に囲まれ、危険極まりない想像を絶する戦いになるであろう」と危惧しつつも、「しかし今の私にとって、ここまで来るともう何も失うものはない。キャリアが何十年経過しようと、私にとっては過去の経験こそが全てである」と悟りの境地ともいえるコメント。 「私の最後のリングになるカワサキ大会は、私のキャリアの集大成となるよう全力を尽くすのみ」と今大会を自身の引退試合と位置づけ、全てを出し切る姿勢を見せた。 がん闘病中の身を押して、ドリーを守るべく電流爆破に挑む西村は「ほぼ左上半身全身に転移をしている、リンパへの抗がん剤の副作用が現在の最大の敵ではあるが、私は負けない。プロレスとはいかに最大なる愛を持って全てを受け切ること」と、自身の哲学を披露。「私には8.24はやるべきことがある。24年間、背中を追い続けた師匠を守ること。さらにはボロボロの己の体を駆使し最後まで戦うこと。負けるかもしれない、死ぬかもしれない。この戦いに全てを超越させる」と、ドリー死守に覚悟を固めている。 「川崎伝説2024ダブルヘル電流爆破」の試合形式は、南北側に地雷爆破、東西側に有刺鉄線電流爆破が設置され、さらに電流爆破バットが4本用いられる。