センバツ2023 チーム紹介 守備編 高松商(香川) 最少失点で終盤に勝負 /香川
高松商伝統の守り勝つ野球を継承する。昨秋の四国地区大会4試合で失策は一つだけ。守備の要の捕手、佐藤颯人(2年)は「今年は守備のチーム。守りからリズムを作る」と力を込める。 エースは188センチの大型左腕、大室亮満(同)。昨夏の甲子園も経験し、秋の四国大会では準決勝までの3試合をほぼ一人で投げ抜いてセンバツ出場に貢献した。持ち味はストライク先行の打たせて取る投球。秋の大会では8試合に登板して防御率は1点台で、抜群の安定感を誇る。冬場に紅白戦などの実戦練習を重ね、「ストレートや変化球のキレは増している」と自信を見せる。四国大会決勝に登板した甲田和喜(2年)と佐藤晋平(1年)の両右腕も控える。 中本翔真(2年)と佐藤瑞祇(同)の二遊間は、秋の大会を通じて失策がなく鉄壁の守備。バックからチームを支える。長尾健司監督は「最少失点で切り抜け、終盤が勝負だ」とほほえむ。【川原聖史】=次回は21日掲載 ……………………………………………………………………………………………………… ◇高松商の秋の大会の投手成績 投手 試合数 防御率 大室亮満 8 1.07 佐藤晋平 5 3.48 甲田和喜 2 1.50 ※県大会、四国地区大会の計9試合